【二俣川/小型二輪AT】免許センターで二輪免許を一発試験で取得した話:取得時講習・免許更新編

3回にわたって書いてきた一発試験記シリーズ。


今回はおまけというか、一応こちらも一発試験において避けて通れない流れにあるため、取得時講習(特定講習)についてご紹介。

一発試験に合格後、自身で指定の教習所に電話予約をした上で3コマの講習を受けるようにと窓口で案内を受けます。
一発試験を受験する前に特定講習(おそらく内容は取得後講習と同様と思われますが、私は受講をしていませんので詳細までは不明です)を受講済みの人は、合格時にその場で免許書き換え、という流れになるようです。

結論から先に言うと、私自身は特定講習を受けてから一発試験に臨めばよかったのかなぁという感想を持ちました。
この取得後講習、内容はいたってやさしいのですが、電話予約・講習の日程が決まるに至るまでが中々骨が折れました...。

予約が取れない!


はじめに申し上げたとおり、一発試験合格後にはその後の流れが書かれた紙を渡されます。

①自身で指定された教習所へ電話予約

②電話予約後に直接教習所へ出向いて日程の調整・決定

③取得後講習を受講

④修了証明書をたずさえて再び免許センターへ

これでやっと一発試験の全日程が終了。
試験に受かってその場で書き換えられた免許証をGETというわけにはいきませんでした。

まず、最初の電話予約の時点で相当難儀しました。
試験合格時に渡された紙に記載してある教習所に電話をかけてゆくが、ことごとく良い返事を貰えない。
一発試験を受験された方のブログをいくらか読んでいても皆さん同様に言及されていますが、この取得時講習、教習所の収益に貢献するものではないようで、どこもあまりやりたがらないというものらしいのです。
どの教習所のHPも取得時講習についての案内はあまり見つけやすいところに載っているとは言えず、私が電話予約をしていた際にも取得時講習と告げるとまぁ電話口のテンションがガタ落ちしているのがまざまざと感じられました。笑

5、6件は電話をかけ続けていましたが、どこも「だいぶ先まで予定が決まっていない」、決まっていたとしても「2~3カ月先までいっぱい」と同じような返事をされました。
ようやく対応してくれた教習所も、頑張っても3週間先になってしまうとのことでしたが、いい加減電話をかけ続けることにも疲れてきて、これ以上自宅から離れた場所になってしまうのも嫌だなという気持ちが勝り、そこに決めることとなりました。

その教習所は取得時講習の受講希望と告げても対応が悪くなるようなことはなかったのですが、どうしても予約のために一度直接来てほしいとお願いをされたので、結果的にトントン拍子というわけにもいきませんでした。

その週末に教習所に直接出向き、12000円の証紙代を支払って予約完了です。
日程の調整では3コマが1日にまとまるように便宜を図ってくれたので、一発試験を受験した日からまるまる1カ月後が講習日となりました。もう多少日にちが延びるのは諦めです。

教習所時代を思い出して何だか懐かしい講習


それから1カ月待って、ようやく取得時講習の日となりました。長かった...。

講習の内容は

①実車を使用した走行:1コマ
②シミュレータを使用した安全講習:2コマ

こんな内容。

実車走行では自分が合格した車種の実車に乗り、インストラクターの指示のもと教習所のコース内を走ってゆきます。
私は小型二輪ATでしたので、普段から運転している50ccの原付とほぼ同じ感覚で125ccのスクーターを指示通りに走らせ、無難に終了。
当然ながら初めて知ったのですが、二輪の教習は無線イヤホンを用いて行うんですね。天気は雨でしたが、周囲の教習生に混じってコースを走る感覚が10年以上前に通っていた教習所時代を思い出させてくれて、ちょっとした懐かしさや楽しさがありました。

安全講習では、事故やヒヤリハット的な場面を想定したシミュレータを用いて、自身の運転をインストラクターとともに振り返ります。
当日の取得時講習の受講者は私一人だったので、講習時間内にシミュレータの全コースを走らせてもらったのですが、自動車と原付の運転歴があれば「ここが危ないな」と想定できるところしか無かったので、「やから運転の世界」シミュレータでも事故は起こさず完走。
インストラクターが気さくな方だったのでこちらも(趣旨としては楽しんではいけないが)正直楽しく受講ができました。

最後に、125cc以上の二輪免許となるので二人乗り走行についての教習ビデオを視聴して、修了証明書を受け取り教習所を後にしました。

再び免許センターへ。免許更新のお金が少しだけ浮いた


一発試験の合格証明書と取得時講習で手に入れた修了証明書を手にして、後日、3度目の免許センターへ。

交付手数料2050円の証紙代を支払い、申請窓口へ上記の書類を提出。写真撮影を行って何だかんだ長く続いた一発試験の道のりもこれにて終了です。

実は、私自身はそのとき免許の更新期限が近かったため、二輪免許の書き換えののち、その足で免許の更新も行う予定でした。
3000円の更新手数料もその日支払うつもりだったのですが、実は一発試験によって書き換えが行われた免許は、その時点で更新扱いとなり、自宅に届いた更新のはがきが不要になりました。950円だけ得したようなかたちに。

最初は「技能試験を免許センターで受験して、合格すればそれで終わり」くらいの感覚でいながら、結局丸1カ月かかっての二輪免許取得となりました。
それでも、以前の記事で述べたように、免許センターで受ける試験のとにかく厳格な法規走行・安全確認は一発試験の道のりをすべて終えた今も実になっているし、奇しくも安全運転が叫ばれている社会においてそれをもう一度考えさせてくれるいい経験だったと考えています。

また、小型二輪AT限定から中型へ、という野望もわずかながら沸いてきた。

そう遠くないうちにまた時間を作って、二輪免許のステップアップに挑みたい。

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