鮮魚鶏出汁麺 沢むら(藤沢・柄沢)

7~8月は個人的に仕事の繁忙期にあたるため、ここ2カ月以上ブログの更新をしていなかった。
あまりの忙しさに休日も近場ですらなかなか外へ出かける気も起きなかったため、ブログを書こうにも何もネタがなく、9月を迎えてしまった。
久々に書く今回は食べ歩き記録。昔住んでいた(今も湘南に住んでいるが)場所の近くにあるラーメン屋についての話。

藤沢市柄沢:鮮魚鶏出汁麺 沢むら



藤沢市の東にある柄沢という地区にあるラーメン屋さん。
といっても、ラーメン店として開業したのはここ5年以内くらいの話らしく、以前はお寿司屋さんとして営業していた(幼稚園くらいの頃にこの近くに住んでいたのだが、確かにお寿司屋さんだった記憶はある)変わった経歴を持つお店。

今もこの辺りに住む友人とたまたま入ってみたのが2年ほど前になるのだが、その時に食べた貝出汁ラーメン(写真・後述)にいたく感動して以来、ちょくちょく通っている。
だいたい時を同じくして全国区のメディアの取材が結構入るようになり、藤沢では屈指の有名店になった。この記事では紹介していないが、汁なしスタイルの麺に海鮮のお刺身が乗った見た目にもインパクト大な「ちらしラーメン」が女性を中心に人気を博しているらしい。

貝出汁ラーメン(900円)

元寿司職人の店主がとる出汁の上品な味わい


先述のとおり、このお店は元お寿司屋さん。
海鮮を知り尽くした店主がとる出汁でつくるスープの味わいが上品で、初めて口にしたときは本当に感動した。
それらの出汁を味わえるのはこの記事の公開時点では

・かつお出汁麺(850円)
・鮮魚出汁麺(780円)
・濃厚鶏出汁麺(700円)
・季節限定 貝出汁麺(900円)

となっている。
僕がこれまでに食べたのはかつお出汁麺、濃厚鶏出汁麺、貝出汁麺。
かつおと鶏は醤油ベースだったと思う。スープ自体はあっさりとしているのに、出汁の風味がよく効いているのでうま味が舌に広がる。麺はどれも歯ごたえのある小麦の太麺だった。

かつお出汁麺(850円)

特に気に入っているのは貝出汁麺で、4種の貝でとった出汁を塩ベースのスープに使っているのだが、特にハマグリとカキの風味が舌に広がるだけでなくさわやかに鼻にも抜けてゆく。
よく一緒に行く友人とは「今日はどっちが貝にする?」とちょっとした争奪戦になる。もうスープは毎回完飲ですよ。

貝出汁は写真のとおり4種の貝でとる

月に一度、変わり種「スッポン出汁麺の日」も開催...食べてみた


さて、この沢むらだが一級品の「出汁ラーメン」フォトジェニックな「ちらしラーメン」等に加えて月に一度数量限定で「スッポン出汁麺」なるものを提供するイベントが行われる。僕自身スッポンというものを口にしたことが無かったため、先日友人と訪れた際にこのイベントに乗ってみた...!
(以下、生まれてはじめてスッポンを食べた人間の感想になります)

月に一度のスッポン出汁麺(1200円)

出された実物はご覧のとおりで、塩ベースのスープに小麦太麺というところは他のラインナップと大きく変わらない。
具として入っているスッポンの量は中々多め。コラーゲン豊富とお店の看板でも謳っているとおり、食感は寒ブリを皮ごと食べているかのようで、味は魚介とも鶏とも言えない初めて食べる「爬虫類」の味...!
※なんとなくマンガ「ゴールデンカムイ」の主人公コンビ、杉元とアシリパさんのはじめての食事シーンが頭をよぎった。杉元のあの得も言われぬ表情に自分もなっていた気がする。

うん、味はまったくもって普通に美味しいラーメンだった。が、個人的にはやはり貝出汁麺が好きだ。笑
こちらのスッポン出汁麺は数量限定のため、試してみようと思った方はできれば早い時間からお店を訪れてほしい。開催日は店頭や電話で要確認。

久々の食レポ記事で、多彩な出汁麺の魅力を紹介したつもりがなんとなくスッポンにインパクトをもっていかれてしまった気がする。笑

店主はとても気さくな方なので、元お寿司屋さんという字面にしり込みするなかれ。4人掛けのお座敷の席もあるので家族連れもOK。

車でないと少々アクセスが困難な場所にあり、駐車場はお店には2台分ほどしかないが、近隣のコインパーキングと提携している貼り紙が店頭にされていたので問題はないだろう。
藤沢駅からは北口バス乗り場、神奈中バスに乗り「柄沢橋」バス停で下車すぐ(経路リンク)。


家系ラーメンがクローズアップされがちな神奈川において貴重な醤油・塩ベースのお店。夏バテであっさり系を求めている方に訪れてみてほしい。

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